【堺市】屋根塗装ガイド|外壁と同時に塗って足場代15〜20万円を1回に

外壁塗装ブログ:メイン画像:堺市の屋根塗装ガイド

「外壁は毎日見ているけれど、屋根がどうなっているのかは分からない」——堺市でご相談をいただくとき、いちばん多く聞く言葉です。屋根は家の中でいちばん日差しと雨風を受けている場所なのに、地上からはほとんど見えません。気づいたときには雨漏りが始まっていた、というケースも決して珍しくありません。

本記事では、堺・富田林市で地域密着の外壁塗装専門店を展開する『塗りかえStudio』が、堺市の屋根塗装について解説します。現場でいちばん多い傷み、「まだ塗らなくていい屋根」の見分け方、堺の夏に効く遮熱塗料、そして外壁と同時に塗って足場代を1回に抑える費用の考え方まで、屋根塗装を判断するための材料を身につけましょう。

この記事でわかること

✓ 堺市の屋根点検でいちばん多く見つかる傷み(施工部の実感)
✓ 「まだ塗らなくていい屋根」と「塗ってはいけない屋根」の見分け方
✓ 堺の夏に効く遮熱塗料と、屋根に合う塗料グレードの選び方
✓ 屋根塗装の費用目安と、外壁と同時に塗って足場代を1回にする考え方
etc

この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/

目次

1. 堺市の屋根が傷む3つの理由|見えない場所ほど過酷

戸建てスレートの屋根画像
塗りかえStudio

堺市の住宅で多い屋根はスレート(カラーベスト)、瓦、金属屋根です。塗装が必要になるのは主にスレートと金属屋根で、いずれも外壁より過酷な環境に置かれています。

1-1. 真夏の表面温度は60℃を超えることもある

大阪の夏は35℃前後の猛暑日が続き、日差しを真正面から受ける屋根の表面温度は60〜70℃近くまで上がると言われています。塗膜はこの熱と紫外線で毎日膨張と収縮を繰り返し、外壁より早く色あせやチョーキング(粉化)が進みます。「2階が夜になっても暑い」というご相談は、屋根の塗膜が弱っているサインでもあります。

1-2. 雨を守ってくれるものがない

外壁には軒(のき)が雨をよけてくれますが、屋根には守ってくれるものがありません。降った雨はすべて屋根の上を流れ、塗膜が弱った部分から屋根材に水がしみ込みます。スレートは水を吸うと反りや割れに、金属屋根は継ぎ目や釘まわりのサビにつながります。

1-3. 堺の沿岸と内陸では、先に傷む場所が違う

堺市は7区で環境が異なります。大阪湾に面した堺区・西区では潮風で棟板金(むねばんきん)や雪止め金具など「屋根の鉄部」が先にサビます。内陸の美原区・東区・南区・中区・北区では塩害は小さいものの、南面の色あせと北面のコケ・藻の差がはっきり出ます。外壁も含めた区ごとの傾向は、堺市の外壁塗装ガイドで詳しく解説しています。

2. 現場でよくある相談|塗りかえStudio施工部より

塗りかえSttudio施工現場写真:アパートの屋根を塗装している様子。
塗りかえStudio

屋根はご近所の状態も見えないため、一般論だけでは判断しづらい場所です。そこで、堺市内で日々屋根に上がっている塗りかえStudio施工部に、現場で実際に多い傷みを聞きました。

2-1. いちばん多いのは「カラーベストのコケ・色あせ」と「棟板金の釘の浮き」

塗りかえStudio施工部

「圧倒的に多いのは、スレート屋根(カラーベスト)のコケや色あせと、棟板金の『釘の浮き』ですね。塗装前の下地処理でこの釘を打ち直してコーキングで固定するなど、見えない部分の補修を徹底することが長持ちの秘訣になります。」

棟板金とは、屋根のいちばん高いところ(棟)をおさえている金属のカバーのことです。下地の木材に釘で固定されていますが、夏の熱で板金が伸び縮みを繰り返すうちに、釘がじわじわと浮いてきます。釘が浮くとそこから雨水が入り、下地の木が腐り、板金が浮いて、台風で飛ぶ——これが屋根トラブルの典型です。台風のあとの「板金が飛んだ」というご相談は、釘の浮きが放置されていたケースがほとんどです。

大切なのは、釘の浮きは「塗装」では直らないということです。塗装の前に釘を打ち直す(またはビスに交換する)、コーキングで固定する、そのうえで塗る。この下地処理が見積書に入っているかどうかが、屋根塗装の持ちを大きく左右します。

棟板金の釘の浮き写真

3. 屋根のセルフチェック|地上から見える4つのサイン

家の模型と虫眼鏡の画像
塗りかえStudio

屋根に上って確認するのは大変危険です(DIYでできる外壁メンテナンスの範囲でも高所作業はおすすめしていません)。地上から安全に確認できるサインを4つ紹介します。

サイン見る場所こんな状態なら要注意
① 色あせ・まだら模様道路から見える屋根面新築時より色が薄い、面によって色が違う(塗膜の防水性が落ちている)
② コケ・藻・黒ずみ北面、隣家の影になる面緑や黒の筋が出ている(屋根材が水を吸い始めている)
③ 棟板金の浮き・波打ち屋根のてっぺんの金属ライン板金が波打っている、口が開いている(台風で飛ぶ前段階)
④ 雨どいの中の砂・塗膜のかけら雨どいの出口、集水器屋根材の表面が削れて流れ落ちている

3-1. 見えない部分はドローンとサーモグラフィで調べる

上の4つは地上から見える範囲の目安で、屋根の状態は全面を見ないと分かりません。塗りかえStudioでは屋根に上らずにドローンで全面を撮影し、サーモグラフィで屋根材の内側に水がまわっていないかを確認します。写真はお客様にそのままお見せしますので、「本当に塗り替えが必要なのか」をご自身の目で判断していただけます。次章のとおり、この調査は「今はまだ塗らなくてよい」と言える根拠にもなります。

ドローンで撮影した屋根の調査写真

4. 「まだ塗らなくていい屋根」と「塗ってはいけない屋根」

屋根塗装前のスレート屋根の画像
塗りかえStudio

屋根塗装でいちばん大切なのは、実は「塗るかどうか」の判断です。点検の結果、塗装を見送ることも実際にあります。

4-1. 施工部の判断基準

塗りかえStudio施工部

「塗膜の撥水性が十分に生きていて劣化がない場合はもちろんですが、逆に『傷みが激しすぎて、塗装してもすぐに剥がれてしまう』という場合も塗装は見送り、カバー工法など別の最適な方法をご提案しています。」

屋根の状態は、大きく3段階に分かれます。

屋根の状態判断対応の目安
① 塗膜の撥水が生きている(水をかけると玉になって転がる)、劣化なしまだ塗らなくてよい点検だけで見送り。数年後に再点検
② 色あせ・コケ・軽い反り、釘の浮き塗装の適期下地処理+塗装で次の10〜15年をもたせる
③ 反り・割れ・表面のはがれが広範囲、下地の腐り塗装は不向きカバー工法(重ね葺き)や葺き替えを検討

4-2. 「塗れない屋根」に塗装を勧める見積りには注意

訪問営業に「屋根が傷んでいますよ」と言われて塗装を契約したものの、実際は塗装が効かない状態だった——というご相談があります。とくに2000年代初頭に製造された一部のスレート屋根材はもろく、塗装しても割れやはがれが起きやすいことが知られています。屋根材と築年数によっては、塗装よりカバー工法のほうが結果的に安くつくこともあります。

見積りを取るときは「この屋根は塗装で大丈夫ですか?塗らない選択肢もありますか?」と聞いてみてください。「塗らない提案」ができる業者は、その分だけ信頼できます。訪問営業への対処は訪問営業の外壁塗装は信用していい?でまとめています。

5. 堺の夏に効く遮熱塗料|屋根に合う塗料グレードの選び方

遮熱塗料の仕組み図

5-1. 遮熱塗料とは?堺市の屋根には「基本装備」

遮熱塗料は、太陽光の赤外線を反射して屋根の表面温度の上昇を抑える塗料です。真夏の屋根表面で10〜20℃程度下がる例もあり、2階の室温にも差が出ます(効果は屋根の形状・断熱材・色で変わります)。夏が長く暑い堺市では、屋根は「遮熱機能つき」を基本に考えるのがおすすめです。実際、当社の堺市内の屋根事例は、中区の「スーパーシャネツサーモF」、美原区の「サーモアイSi」と、いずれも遮熱塗料です。

なお、遮熱効果は淡い色ほど高くなりますが、濃い色でも遮熱顔料入りなら一般の塗料より表面温度を下げられます。黒っぽい屋根をご希望の方もご相談ください。

5-2. 屋根は外壁より「1グレード上」を目安に

塗料グレード屋根での耐用年数(目安)特徴
シリコン約8〜12年コストを抑えたい場合の標準グレード
ラジカル制御約10〜15年紫外線による劣化を抑える。コスパ重視ならここから
フッ素約15〜20年高耐久。外壁と次回の塗り替え時期をそろえやすい
無機約18〜25年最高グレード。長く住み続ける家に

※耐用年数は一般的な目安です。屋根は外壁より条件が厳しく、同じ塗料でも外壁より短くなる傾向があります。そのため、屋根は外壁より1グレード上げるか、同じグレードなら遮熱機能つきを選ぶと、次の塗り替え時期を外壁とそろえやすくなります。

5-3. 塗料より先に見てほしい「工程」

屋根塗装の基本工程は、高圧洗浄→下地補修(釘の打ち直し・コーキング)→下塗り→中塗り→上塗りです。スレート屋根では、これに縁切り(えんぎり)が必ず入ります。屋根材の重なりを塗料でふさぐと、内側に入った雨水の逃げ道がなくなり、かえって雨漏りの原因になるためです。

スレート屋根にタスペーサーを設置している画像

現在はタスペーサーという部材を差し込んで隙間を確保する方法が一般的で、見積書にこの項目があるかどうかは屋根塗装の見積りを比べるときの大事なチェックポイントです。

6. 堺市の屋根塗装 費用目安|外壁と同時に塗って足場代を1回に

外壁塗装の足場を設置した様子の画像

6-1. 屋根塗装の費用目安(30坪前後の戸建て)

工事内容費用の目安
屋根塗装のみ(足場・下地補修・遮熱シリコン〜フッ素)約40〜80万円
外壁塗装のみ(足場込み)約80〜130万円
外壁+屋根の同時施工約110〜180万円

※一般的な目安です。屋根の面積・勾配(角度)・屋根材の傷み具合・塗料グレードで変わります。勾配が急な屋根では、屋根の上に足場を組む「屋根足場」が別途必要になることがあります。

6-2. 足場代は1回15〜20万円。同時施工なら「まるまる浮く」

塗りかえStudio施工部

「一般的な戸建て住宅の場合、足場代だけで1回あたり約15万円〜20万円ほどかかります。屋根と外壁を別々の時期にやるとこれが2回分かかってしまうので、同時施工ならその『15万円〜20万円』がまるまる浮く計算になりますね。」

上の表で「屋根のみ+外壁のみ」の合計より同時施工が安いのは、この足場代の差です。足場は塗装そのものには使われないのに、別々に塗ればそのたびに組む必要があります。同時に塗れば足場は1回、工期も短く、ご近所へのご挨拶も1回で済みます。

「外壁を塗るなら屋根もついでに?」という質問は、この足場代を軸に考えるとよいでしょう。屋根が塗装の適期(4章の②)なら同時施工が得策、まだ撥水が生きている(4章の①)なら無理に同時に塗る必要はありません。その見極めのため、外壁のお見積りの際も屋根をドローンで確認しています。

7. 屋根の施工事例|塗装で守った屋根、カバー工法に切り替えた屋根

塗りかえStudioが手掛けた堺市北区の外壁塗装現場写真:代表が仕上がりをチェックしている様子。

7-1.  大阪府八尾市|塗装が効かない屋根は「カバー工法」で新品に

Before

屋根カバー工法のビフォー画像
屋根カバー工法のアフター画像

サイディング外壁+カラーベスト屋根の戸建て住宅です。点検すると、屋根はカラーベストの劣化が進み、一部が脱落している状態でした。ここまで傷むと塗装をしてもすぐにはがれてしまうため、4章でお話しした「塗ってはいけない屋根」の典型です。そこで屋根は塗装ではなく、既存の屋根の上に金属屋根「スーパーガルテクト」をかぶせるカバー工法を選択しました。

外壁はアステックペイント「フッ素REVO-IR」でホワイト×チャコールグレーのモノトーンに塗り替え、屋根カバーと同時に行ったので足場は1回、工期は22日でした。堺市外の事例ですが、「塗る」「塗らない」の判断が実際にどう分かれるかが分かる例としてご紹介します。

▶ 外壁塗装と屋根カバー工事で耐久性アップ!モノトーンで洗練された仕上がりに - 大阪府八尾市

7-2. 堺市美原区|まだ塗装で守れる金属屋根を遮熱シリコンで

Before

堺市美原区コンテナハウス施工事例のビフォー
堺市美原区コンテナハウス施工事例のアフター

本店・堺ショールームと同じ美原区のコンテナハウスです。外壁はスズカファイン「ワイドビーズコートSi」、屋根は日本ペイントの遮熱塗料「サーモアイSi」で仕上げ、雨どいも新設しました。工期は27日。金属屋根は夏に熱がこもりやすく、遮熱塗料の効果がとくに出やすい建物です。

コンテナハウス外壁・屋根塗装と雨樋新設工事で機能性と美観を一新 - 大阪府堺市美原区(そのほかの事例は施工事例一覧へ)

8. アパート・賃貸オーナーの方へ|屋根は入居者に見えないが、雨漏りは退去につながる

屋根の傷みは入居者には見えませんが、雨漏りは退去や家賃交渉につながりやすく、天井や内装の補修費用もかさみます。長期修繕計画に屋根を組み込んで足場を1回で済ませることは、オーナー物件ではコストと入居者への負担の両面で効いてきます。詳しくはアパートオーナー向け 外壁塗装の考え方へ。

9. 堺市の屋根塗装 よくある質問

屋根塗装はどのくらいの周期で必要ですか?

スレート屋根や金属屋根は、前回の塗装から10〜15年が目安です(塗料グレードで変わります)。陶器瓦は基本的に塗装不要で、漆喰やズレの補修が中心になります。

屋根だけ先に塗ることはできますか?

可能ですが、足場代が別々にかかります。屋根だけをお考えの場合も外壁の状態を同時に点検し、数年以内に外壁も必要になりそうなら同時施工をおすすめしています。

遮熱塗料でどれくらい涼しくなりますか?

屋根の表面温度は10〜20℃程度下がる例が多いですが、室温への効果は断熱材や間取りで変わり、体感では1〜3℃程度が目安です。「エアコンなしで涼しくなる」といった過度な期待はせず、電気代と塗膜の長持ちの両面で考えるのが現実的です。

点検だけお願いすることはできますか?

はい、点検のみでもお受けしています。ドローンの写真をご覧いただき、「今は塗らなくてよい」という結論になることもあります。無理な営業はいたしません。

屋根塗装に堺市の補助金は使えますか?

堺市の補助制度では、屋根や外壁の塗装そのものは原則対象外です。断熱・遮熱リフォームの一部や国の住宅省エネ制度で対象になる可能性はありますが、制度は年度で変わるため、市の窓口や公式サイトでご確認ください。

10. まとめ:屋根は「見てから決める」が正解

  • 堺市の屋根で多いのはカラーベストのコケ・色あせと棟板金の釘の浮き。釘の浮きは塗装では直らないので、下地処理が見積書に入っているか確認する
  • 「まだ塗らなくていい屋根」「塗ってはいけない屋根」がある。ドローンとサーモグラフィで見てから決める
  • 堺の夏には遮熱塗料が基本。屋根は外壁より1グレード上を目安に、縁切り(タスペーサー)の工程も確認する
  • 外壁と同時に塗れば、足場代15〜20万円が1回で済む

屋根は自分の目で確かめられないからこそ、「写真を見せてくれる業者」「塗らない提案もしてくれる業者」に相談することが大切です。塗りかえStudioは堺市内なら本店・堺ショールーム(美原区)からすぐにお伺いし、ドローンで屋根を撮影してご説明します。ショールームでは遮熱塗料の色サンプルもご覧いただけます(完全予約制)。堺ショールームのご案内はこちら

監修:塗りかえStudio 施工部(堺市・富田林市の外壁塗装専門店)

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塗りかえStudioは、大阪府堺市と富田林市に拠点がある外壁塗装専門会社です。外壁塗装、屋根塗装はもちろん、サイディングの張替え、屋根の葺き替え工事等、外回り工事のご相談を承っております。
無理な営業は一切いたしませんので、まずはお気軽にお問い合わせください(^^)/