【堺市】無機塗料の外壁塗装|濃い色をあきらめずに、長く楽しむ選び方

堺市の無機塗料による外壁塗装 濃い色の外壁を長くきれいに保つ塗料の選び方

「ネイビーやチャコールグレーのような濃い色にしたいけれど、すぐに色あせて白っぽくならないかな……」外壁の色を考えはじめると、そんな迷いが出てきませんか。濃い色はモダンで人気がある一方、色あせが目立ちやすいのも本当のところです。

本記事では、堺市・富田林市で地域密着の外壁塗装専門店を展開する「塗りかえStudio」が、濃い色の外壁を長くきれいに保つための「無機塗料」の選び方について解説します。施工部の現場の声と、濃い色×無機塗料の施工事例3件もあわせてご紹介しますので、塗料選びで後悔しないための判断軸を身につけましょう。

この記事でわかること

✓ 濃い色の外壁が色あせて見えやすい理由と、無機塗料が向いている理由
✓ 施工部が無機塗料を「勧める家・勧めない家」
✓ 外壁と屋根で塗料を分けて、塗り替え時期をそろえる考え方
✓ シリコン塗料との費用差と、長い目で見た損得

この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/

目次

1. 無機塗料とは?シリコン・フッ素との違いをかんたんに

無機物である石の画像

外壁の塗料は、色のもとになる顔料と、それを壁に固定する「樹脂」でできています。紫外線を浴び続けるとこの樹脂が少しずつ分解され、ツヤが落ちたり、表面に白い粉が出たり(チョーキング)します。

無機塗料は、ガラスや石のように紫外線で分解されにくい「無機成分」を配合した塗料です。実際の製品は、無機成分に有機の樹脂を組み合わせたハイブリッド型がほとんどで、紫外線への強さと、壁に塗りやすい柔らかさを両立させています。

塗料特徴次の塗り替えまでの見込み
シリコンいちばん一般的。価格と性能のバランスが良い10〜12年程度
ラジカル制御形白い粉(チョーキング)の原因を抑える工夫が入っているシリコンより長め
フッ素紫外線に強く、ツヤが長持ちしやすいシリコンより長め
無機紫外線で分解されにくい成分入り。色とツヤを保つ力が強い15〜20年以上

※年数は施工部の見込み・一般的な目安です。立地や日当たり、下地の状態で変わります。各塗料のくわしい比較は「外壁塗料の種類と耐久性完全比較」で解説しています。

2. 現場でよくある相談|塗りかえStudio施工部より

塗りかえスタジオの堺ショールームでカラーシュミレーションをしている様子の画像
塗りかえStudio

「濃い色にしたいけれど、色あせが心配」というご相談はとても多いです。施工部に、濃い色を希望されるお客様に無機塗料を勧める理由を聞きました。

塗りかえStudio施工部の声

ネイビーや濃い茶色などの「濃い色」は、紫外線を吸収しやすく、色あせやチョーキング(表面が白っぽく粉を吹く現象)が目立ちやすいという弱点があります。紫外線に非常に強い無機塗料を使うことで、その劣化を抑え、美しい色合いとツヤを長期間キープできるからです。

では、一般的な塗料で濃い色に塗った場合、どのくらいで差が出てくるのでしょうか。

塗りかえStudio施工部の声

立地や日当たりにもよりますが、一般的なシリコン塗料の場合、早ければ5〜7年程度でツヤ落ちや表面の白っぽさが気になり始めることが多い実感です。

そして、「濃い色はやめたほうがいいですか?」と聞かれたときの答えがこちらです。

塗りかえStudio施工部の声

「やめる必要はまったくありませんよ!」とお答えしています。濃い色はモダンでスタイリッシュな印象になり、とても人気があります。塗料の選び方(無機塗料などの高耐候なものを選ぶこと)で色あせのリスクはしっかりカバーできるので、ぜひ妥協せずに理想のカラーを楽しんでいただきたいです。

色をあきらめるのではなく、色に合わせて塗料を選ぶ。これが、濃い色を長く楽しむいちばんの近道です。

3. 濃い色の外壁で、まずチェックしたい3つのサイン

外壁が濃い色の戸建て住宅
塗りかえStudio

濃い色は紫外線を吸収しやすいぶん、劣化が「白っぽさ」として表に出やすくなります。いま濃い色の外壁にお住まいの方は、次の3つを見てみてください。

サイン見え方確かめ方
ツヤ落ち塗りたてのツヤがなくなり、くすんで見える晴れた日に、壁を斜めから見る
チョーキング表面が白っぽく、粉をふいたように見える手のひらでなでて、白い粉がつくか
色あせのムラ日当たりの良い南面・西面だけ色が薄い北面の壁と見比べる

手に白い粉がつくようなら、塗膜が紫外線で傷みはじめたサインです。すぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、塗り替えを考えはじめる時期といえます。

堺市は海に近い区と内陸の区で、外壁の汚れ方や傷み方が変わります。地域に合わせた色の考え方は「外壁の色選びで失敗しないためのポイント」、堺市で多い傷み方は「堺市で多い外壁の劣化症状とは」でまとめています。

4. 無機塗料を勧める家・勧めない家

外壁や屋根を外からチェックしている様子の画像

4-1. 濃い色の家、メンテナンスを先延ばしにしたい家に向いています

濃い色の家に加えて、「次の塗り替えをできるだけ先にしたい」という家にも無機塗料は向いています。「あと何年住むか」や3階建てかどうかで考える選び方は、「【和泉市】の外壁塗装ガイド」で施工部の声とあわせて紹介しています。

4-2. 施工部が「勧めない」と判断する家

一方で、無機塗料がどの家にも合うわけではありません。施工部に、勧めない家・注意が必要な家を聞きました。

塗りかえStudio施工部の声

無機塗料は非常に硬い塗膜を作るため、建物の揺れに追従しにくく、ひび割れが起きやすい「古いモルタル外壁」などには注意が必要です。また、下地の傷みや剥がれが激しすぎる家(塗装ではなくカバー工法等が適している場合)や、「10年以内に引っ越しや建て替えを予定している」という場合にはオーバースペックになるため、別のプランをご提案しています。

無機塗料が向いている家注意が必要な家
濃い色を長くきれいに保ちたい古いモルタル外壁で、ひび割れが多い
次の塗り替えを先に延ばしたい下地の傷みや剥がれが激しい(カバー工法などが合う)
この先も長く住み続ける予定10年以内に引っ越し・建て替えの予定がある
塗りかえStudio

「うちはどっち?」は、壁の状態を見ないと判断できません。塗りかえStudioでは、ドローンやサーモグラフィも使って建物を調べたうえで、無機塗料が合うかどうかをお伝えしています。

5. 外壁と屋根で塗料を分けて、塗り替え時期をそろえる

塗りかえスタジオ施工現場写真:屋根を塗装している様子
塗りかえStudio

「無機にするなら全部無機に」と考えがちですが、外壁と屋根で塗料を分ける選び方もあります。河内長野市の事例では、屋根に無機塗料、外壁にラジカル制御形の高耐久塗料を使いました。その理由を施工部に聞きました。

塗りかえStudio施工部の声

屋根は外壁に比べて直射日光や雨風をダイレクトに受けるため、劣化スピードが格段に早いです。もし同じグレードの塗料を塗ると、屋根だけが数年早く寿命を迎えてしまいます。屋根にワンランク上の「無機塗料」、外壁に「高耐久シリコン(ラジカル制御型)」を採用することで、次回の塗り替え時期をピッタリ揃え、将来の足場代を節約する狙いがあります。

外壁と屋根の寿命がそろっていれば、次の塗り替えでも足場を1回組むだけで済みます。足場代は戸建てで1回約15〜20万円が目安です。外壁と屋根を同時に塗るメリットは「【堺市】屋根塗装ガイド」でくわしく解説しています。

無機塗料は「家じゅうに使う」だけでなく、「傷みやすいところに使う」こともできます。ご予算と相談しながら、どこにどの塗料を使うかを一緒に決めていきましょう。

6. 無機塗料の費用の目安|シリコンとの差と、長い目で見た損得

電卓を持っている女性の画像
塗りかえStudio

気になるのは、無機塗料にするといくら上がるのか、です。施工部の感覚を聞きました。

塗りかえStudio施工部の声

一般的な30坪程度の戸建ての場合、シリコン塗料と比べておおよそ「プラス15万〜25万円前後」費用が上がるイメージです。一般的なシリコン塗料が10〜12年程度なのに対し、無機塗料なら「15〜20年以上」を見込んでいます。初期費用は少し上がりますが、長期的に見ればメンテナンス回数を1回分減らせる可能性が高いため、トータルコストではお得になります。

30坪程度の戸建てシリコン無機
費用の差—プラス15万〜25万円前後
次の塗り替えまで10〜12年程度15〜20年以上
30年間の塗り替え回数2〜3回1〜2回
塗り替え1回ごとの足場代約15〜20万円(外壁と屋根を同時に塗れば1回分)

※金額・年数・回数はすべて目安です。建物の大きさや形、下地の状態、立地によって変わります。

塗り替えが1回減れば、足場代を含めた工事1回分がまるごと浮く計算です。反対に、10年以内に住み替えの予定がある場合は、無機塗料の長持ちを使い切れないこともあります。「何年この家に住むか」と一緒に考えるのがおすすめです。

7. 施工事例|濃い色×無機塗料で塗り替えた3件

塗りかえStudio

濃い色を無機塗料で仕上げた事例を3件ご紹介します。いずれも堺市外の事例ですが、濃い色と塗料の組み合わせ方がよく分かる例です。

7-1. ネイビーとグレーの塗り分けを入れ替えて印象チェンジ(奈良県北葛城郡)

Before

塗りかえスタジオ施工事例画像:北葛城郡のネイビー×グレーの住まい 施工前
塗りかえスタジオ施工事例画像:北葛城郡のネイビー×グレーの住まい 施工後

築19年のサイディング外壁とカラーベスト屋根の塗り替えです。施工前は全体に汚れた印象でした。玄関まわりのイエローは今の色を活かし、ネイビーとグレーの塗り分けを上下で入れ替えることで、メリハリのある外観に生まれ変わりました。2章で施工部が話していたとおり、退色が目立ちやすいネイビーには外壁・屋根とも無機塗料を選んでいます。

施工地奈良県北葛城郡(堺市外)
外壁・屋根サイディング・カラーベスト
施工箇所外壁・屋根・シーリング・付帯部
外壁塗料日本ペイント グランセラトップ1液水性
屋根塗料日本ペイント グランセラベスト2液ファイン遮熱
工期25日(2025年3月完了)

お客様からは、Googleクチコミで「築19年で自分達では気付いていなかった傷みなども沢山ありましたがその都度丁寧に対応してくださいました」というお言葉をいただきました。

7-2. 深い茶色×ホワイトのツートンで、重厚感のある住まいに(奈良県北葛城郡)

Before

塗りかえスタジオ施工事例画像:北葛城郡の茶色×ホワイトの住まい 施工前
塗りかえスタジオ施工事例画像:北葛城郡の茶色×ホワイトの住まい 施工後

汚れが目立ちはじめ、コケやカビにもお悩みだったサイディングの住まいです。高耐候・低汚染の無機塗料で、色持ちと汚れにくさの両方に備えました。配色はカラーシミュレーションを何度も重ねて決め、落ち着いた茶色にホワイトで明るさを足しています。屋上の防水工事もあわせて行いました。

施工地奈良県北葛城郡(堺市外)
外壁・屋根サイディング・カラーベスト
施工箇所外壁・屋根・付帯部・シーリング・屋上防水
外壁塗料日本ペイント グランセラトップ1液水性
屋根塗料日本ペイント グランセラベスト2液ファイン遮熱
工期24日(2025年4月完了)

初めての外壁塗装だったお客様からは、工事中「家が変わっていくのを楽しく観ていました」という趣旨のクチコミをいただいています。ツートンの境目の決め方は「【堺市中区】の外壁塗装ガイド」でも紹介しています。

7-3. 濃いグレー×ブラウン、屋根だけ無機で寿命をそろえる(大阪府河内長野市)

Before

塗りかえスタジオ施工事例画像:河内長野市の濃いグレーの住まい 施工前
塗りかえスタジオ施工事例画像:河内長野市の濃いグレーの住まい 施工後

5章で紹介した、外壁と屋根で塗料を分けた事例です。外壁は人気の濃いグレー、軒天井にブラウンを入れて、落ち着きのあるモダンな外観に仕上げました。屋根は傷みが進んで塗料を吸い込む状態だったため、下塗りの回数を増やしてから無機塗料を塗っています。

塗りかえStudio施工部の声

施工前の点検で屋根の傷みがかなり進行しており、塗料をスポンジのように吸い込んでしまう状態でした。そのため下塗りの回数を増やし、上塗りがしっかり密着する強い下地を念入りに作りました。工期が36日となったのは、この丁寧な下地処理と乾燥時間を一切妥協せずしっかり確保したことや、天候による作業調整が含まれているためです。

施工地大阪府河内長野市(堺市外)
外壁・屋根サイディング・カラーベスト
施工箇所外壁・屋根・シーリング・付帯部
外壁塗料日本ペイント パーフェクトトップSi(ラジカル制御形)
屋根塗料日本ペイント グランセラベスト2液ファイン遮熱(無機)
工期36日(2025年5月完了)

8. アパート・賃貸オーナーの方へ

賃貸経営の画像

賃貸物件では、塗り替えのたびに足場の設置、入居者へのお知らせ、工事中の対応が発生します。無機塗料で塗り替えの間隔を延ばせれば、長期修繕計画の中で外装工事を1回分減らせる可能性があります。

濃い色の引き締まった外観は、物件の印象づくりにも役立ちます。オーナー目線の考え方は「アパートオーナー向け 外壁塗装の考え方」で解説しています。

9. よくある質問

無機塗料なら、本当に20年もちますか?

施工部では15〜20年以上を見込んでいますが、立地や日当たり、下地の状態で変わるため、年数をお約束するものではありません。塗りかえStudioでは塗装後も半年ごとの点検で状態を確認し、気になる変化があれば早めにお知らせしています。

濃い色の外壁は、夏に暑くなりませんか?

一般的に、濃い色は淡い色より日差しの熱を吸収しやすい傾向があります。ただ、家の中の暑さには屋根の影響が大きいため、屋根に遮熱塗料を使うのが効果的です。7章の3件も、屋根には遮熱タイプの無機塗料を使っています。

いまシリコン塗料で塗っている家でも、次は無機にできますか?

多くの場合できます。今の塗膜や下地の状態を調べて、それに合う下塗り材を選んでから塗ります。ただし、傷みや剥がれが激しい場合は、補修や別の工法を先に考える必要があります(4-2参照)。

モルタルの家には、無機塗料は使えませんか?

使えないわけではありません。ただ、古くてひび割れの多いモルタル外壁は、硬い塗膜が動きについていけず、ひび割れが出やすいため注意が必要です。ひび割れの補修方法とあわせて、壁の状態に合う塗料をご提案します。

10. まとめ:濃い色をあきらめずに、塗料で長くきれいに

濃い色の外壁は、紫外線で色あせやチョーキングが目立ちやすいのが弱点です。でも、色をあきらめる必要はありません。ポイントをおさらいしましょう。

  • 濃い色は、紫外線に強い無機塗料と組み合わせると色とツヤを長く保ちやすい
  • 古いモルタル外壁、傷みが激しい家、10年以内に住み替える家は、別のプランも検討する
  • 外壁と屋根で塗料を分けて寿命をそろえれば、次の足場も1回で済む
  • 費用はシリコンよりプラス15万〜25万円前後が目安。塗り替え回数が減れば、長い目で見てお得になる可能性が高い

濃い色は、小さな色見本と実際の壁とで見え方が大きく変わります。本店・堺ショールームでは、大きな塗り板やカラーシミュレーションで、ご自宅に塗ったときの色をじっくり確かめられます。「この色、うちに合うかな?」というご相談だけでもお気軽にどうぞ(^^)/

堺市の地域特性や費用相場の全体像は、「堺市の外壁塗装ガイド」でまとめています。

監修:塗りかえStudio 施工部(堺市・富田林市の外壁塗装専門店)

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