【堺市】台風のあとの屋根・外壁点検|相談で多いのは雨漏り、まず見る5カ所

台風が通り過ぎたあと、「屋根から何か音がする」「雨どいが傾いて見える」「天井に見覚えのないシミがある」——そんな小さな違和感に気づいていませんか。堺市は大阪湾に面しているため、台風の風がまともに当たる地域です。地上から見た目は無事でも、屋根の上では釘が抜け、屋根材がズレていることがあります。
本記事では、堺・富田林市で地域密着の外壁塗装専門店を展開する『塗りかえStudio』が、台風のあとに堺市のご家庭で実際に多い相談と、屋根に登らずに確認できる5カ所、火災保険(風災)で迷ったときの考え方について解説します。「どこを見て、誰に相談すればいいか」を身につけましょう。
この記事でわかること
✓ 台風のあと、堺市で実際に多い相談ベスト3(施工部の声)
✓ 屋根に登らずに確認できる5カ所と、やってはいけないこと
✓ 火災保険(風災)が使えるか迷ったときの考え方と、業者にできること・できないこと
✓ 台風後に増える訪問営業の見分け方
etc
この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/
- 0.1.1. この記事でわかること
- 1. 1. 堺市の家が台風で傷みやすい3つの理由
- 1.1. 1-1. 大阪湾からの風が直接当たる(堺区・西区)
- 1.2. 1-2. 内陸は「飛来物」と「落ち葉・枝」の被害(中区・東区・北区・南区・美原区)
- 1.3. 1-3. 台風は「隠れていた傷み」を表に出す
- 2. 2. 台風のあと、現場で多い相談|塗りかえStudio施工部より
- 2.1.1. 施工部の声①|台風のあとに多い相談
- 2.1.2. 施工部の声②|点検で実際に見つかった損傷
- 3. 3. 屋根に登らずにできる、台風後のセルフチェック5カ所
- 3.1. 3-1. チェック表
- 3.2. 3-2. やってはいけない3つ
- 4. 4. 地上から見えない部分は、ドローンで確認する
- 5. 5. 火災保険(風災)は使える?迷ったときの考え方
- 5.1.1. 施工部の声③|火災保険で迷うこと
- 5.1. 5-1. 風災と経年劣化の違い
- 5.2. 5-2. 一般的な流れと、業者にできること
- 5.3. 5-3. 「保険で無料で直せる」と言う訪問営業には注意
- 6. 6. 【施工事例】屋根材が落ちていた家は、どう直したか
- 6.1. 6-1. 八尾市|屋根材の脱落があり、塗装ではなくカバー工法を選んだ例
- 6.2. 6-2. 富田林市|外壁・屋根・ベランダ防水をまとめて直し、雨水の入り口をなくした例
- 7. 7. アパート・賃貸オーナーの方へ|台風後の共用部点検
- 8. 8. よくある質問(FAQ)
- 9. 9. まとめ:台風のあとは「音・雨どい・天井のシミ」を見て、屋根には登らない
- 9.1.1. あわせて読みたい関連記事
1. 堺市の家が台風で傷みやすい3つの理由


同じ大阪府でも、堺市は台風の影響を受けやすい条件がそろっています。区によって出方が違うので、まず全体像から押さえておきましょう。
1-1. 大阪湾からの風が直接当たる(堺区・西区)
海に近い堺区・西区は、遮るものが少ない海側から風が吹き込みます。塩分を含んだ強風は、屋根の棟板金や雨どい金具など「鉄でできた部分」の弱ったところを押し広げるように働きます。普段からサビが出ていた金具は、台風で一気に外れることがあります。堺の沿岸で鉄部が先に傷む理由は、堺市で多い外壁の劣化症状とはで詳しく解説しています。
1-2. 内陸は「飛来物」と「落ち葉・枝」の被害(中区・東区・北区・南区・美原区)
内陸の区では海風は弱まりますが、住宅地では隣家の物や街路樹の枝が飛んできて、外壁や雨どいを傷つけます。とくに緑の多い住宅地では、台風のあと雨どいに落ち葉や枝が詰まり、次の雨で雨水があふれて外壁を汚す・浸みるという二次被害につながります。
1-3. 台風は「隠れていた傷み」を表に出す
前回の塗装から年数がたった屋根は、塗膜の撥水が落ちて屋根材が水を吸い、もろくなっています。釘穴まわりのコーキングが切れていれば、棟板金は風で浮きやすくなります。つまり台風は、新しい傷みを作るだけでなく、それまで見えていなかった弱点を表に出すものでもあります。
台風のあとの点検は「被害の確認」であると同時に、「そろそろ手入れどきかどうか」を知る機会にもなります。堺市全体の塗り替えの考え方は、堺市の外壁塗装ガイドにまとめています。
2. 台風のあと、現場で多い相談|塗りかえStudio施工部より


ここからは、実際に堺市で台風後の点検に伺っている施工部に聞いた「現場の声」です。
施工部の声①|台風のあとに多い相談
多いのは「雨漏りするようになったから見てほしい」という相談です。次に「屋根のてっぺんの板金(棟板金)が浮いている・バタバタ音がする、屋根材が欠けている」「雨どいが外れた・割れた」です。
注目したいのは、いちばん多い相談が「雨漏り」だという点です。雨漏りは、台風で屋根材や板金がズレ、そこから雨水が入って初めて室内に現れます。つまり、雨漏りの相談が来る時点で、屋根の上ではすでに何かが起きています。逆に言えば、2番目・3番目の「棟板金の音」「雨どいの外れ」の段階で気づいて手当てできれば、雨漏りまで進むのを防げます。
施工部の声②|点検で実際に見つかった損傷
屋根に上がって確認すると、棟板金の釘が抜けて少し浮いていたり、屋根材がズレていたり、割れていたり、飛ばされていたり、雨どいの一部が外れかけていたケースがあります。また、地上から見ると分からない程度でも、近くで見ると台風の影響が確認できることがあります。
ポイントは最後の一文です。「地上から見ると分からない程度」の損傷が、実際には起きています。棟板金が少し浮いているだけでも、次の台風でめくれ上がるリスクは上がりますし、釘穴から雨水が入り続ければ、板金の下の木材(貫板)が腐って釘が効かなくなります。台風後の点検は、「大きな被害がないか」だけでなく、「次の台風で被害になりそうな小さなズレ」を見つけるためのものと考えてください。
3. 屋根に登らずにできる、台風後のセルフチェック5カ所


台風のあとは気になってすぐ屋根に登りたくなりますが、絶対にやめてください。濡れた屋根は滑りますし、屋根材が割れていれば踏み抜きます。地上と室内から見られる範囲で、十分に情報は集まります。
3-1. チェック表
| 場所 | 何を見るか | 見つけたら |
|---|---|---|
| ① 屋根のてっぺん(棟板金) | 板金が浮いて見える/風の日にバタバタ・カタカタ音がする | 音がする=固定が緩んでいるサイン。早めに点検依頼 |
| ② 屋根面・庭まわり | 屋根材の色が抜けて下地が見えている部分/庭や道路に屋根材の破片・板金の切れ端が落ちていないか | 破片は「どこから落ちたか」の手がかり。捨てずに写真を撮っておく |
| ③ 雨どい | 外れ・傾き・割れ/継ぎ目から水が滴る/雨のあと、雨どいの下だけ地面が濡れている | 雨水が壁を伝うと外壁の傷みが早まる。早めに補修 |
| ④ 外壁・付帯部 | 飛来物でついた傷・へこみ/シーリングの切れ/破風板・軒天の剥がれや浮き | 日付がわかる形で写真を残す(保険の相談に使える) |
| ⑤ 室内(天井・壁の上部・押し入れ) | 見覚えのないシミ/クロスの浮き/カビ臭さ | 雨漏りの初期サイン。すぐに点検依頼 |
3-2. やってはいけない3つ
- 屋根に登る・はしごで身を乗り出す:台風後の転落事故でいちばん多いのは、ご自身での応急処置中です。
- ブルーシートを自分でかける:風でめくれて二次被害になったり、固定のために屋根材を傷めたりします。
- 突然来た業者に屋根へ登らせる:「無料で点検します」と来た業者を屋根に上げないでください(→5-3.で解説)。
ご自身で対応できる範囲については、DIYでできる外壁メンテナンスの範囲もあわせてご覧ください。
4. 地上から見えない部分は、ドローンで確認する


施工部の声②にあったとおり、台風の影響は「地上から見ると分からない程度」で起きていることがあります。塗りかえStudioでは、屋根に登らずにドローンで屋根全体を撮影し、棟板金の浮き・屋根材のズレや割れを確認しています。
ドローン点検のメリットは3つあります。
- 屋根を踏まない:割れた屋根材を踏み抜いたり、傷めたりする心配がありません。
- 写真が残る:保険の相談や、修理前後の比較にそのまま使えます。
- 「今は何もしなくていい」の根拠になる:異常がなければ、そのままお伝えします。
点検を依頼するタイミングは、室内に雨漏りの症状があればすぐに。それ以外は、台風の直後は各社に点検依頼が集中するため、1〜2週間のうちに落ち着いて依頼する形で問題ありません。ただし、次の雨や台風の予報が出ている場合は、応急処置だけでも先にご相談ください。
屋根の傷み方や、塗装で守れる屋根・守れない屋根の見分け方は、【堺市】屋根塗装ガイドで詳しく解説しています。
5. 火災保険(風災)は使える?迷ったときの考え方


台風被害でよく聞かれるのが「火災保険は使えますか?」です。ここでも施工部の声を先にご紹介します。
施工部の声③|火災保険で迷うこと
「これは保険が使えるのか」「経年劣化なのか台風の被害なのか分からない」という相談が多いです。塗りかえStudioでは、現地を確認して被害状況の写真を撮るなど、分かる範囲でお手伝いしますが、保険が下りる・下りないの判断や申請そのものを代行することはしていません。
5-1. 風災と経年劣化の違い
多くの火災保険には「風災補償」が含まれており、台風の強風によって生じた損害(屋根材の飛散・棟板金のめくれ・雨どいの破損など)は対象になる可能性があります。一方で、年数がたって自然に傷んだもの(サビ・色あせ・塗膜の劣化・古くなったコーキングの割れ)は「経年劣化」として対象外です。
難しいのはその中間です。たとえば「もともと釘が緩んでいた棟板金が、台風で浮いた」というケースは、風災か経年劣化かの判断が保険会社によって分かれます。ここは業者が決められることではなく、判断するのは保険会社(と鑑定人)です。
5-2. 一般的な流れと、業者にできること
- 被害に気づいたら、契約している保険会社(または代理店)に連絡し、風災補償の有無・自己負担額(免責)・必要な書類を確認する
- 業者に現地調査を依頼し、被害箇所の写真と修理の見積書を用意する
- 保険会社が書類を確認(必要に応じて鑑定人が現地確認)し、支払いの可否と金額が決まる
- 結果を受けて修理を進める
塗りかえStudioがお手伝いできるのは、②の「現地確認・写真撮影・見積書の作成」です。「保険が下りるかどうか」の判断や、申請の代行はしていません。なお、保険金を請求できる期限は一般に被害から3年とされていますが、契約内容によって条件が異なるため、必ずご自身の保険会社にご確認ください。
5-3. 「保険で無料で直せる」と言う訪問営業には注意

台風のあとは、「近くで工事をしていて、お宅の屋根が浮いているのが見えた」「火災保険を使えば自己負担ゼロで直せる」と訪ねてくる業者が増えます。中には、保険金の請求を前提に高額な契約を結ばせたり、申請の手数料を請求したりするケースもあります。
「保険が下りるかどうか」は、業者が約束できるものではありません。「必ず下りる」「無料になる」と言い切られた時点で、慎重になってください。見分け方は訪問営業の外壁塗装は信用していい?で詳しく解説しています。
6. 【施工事例】屋根材が落ちていた家は、どう直したか
Before

After


台風後の点検で見つかりやすい「屋根材の欠け・脱落」があった場合、塗装で直せるのか、屋根そのものを直すのか。実際の判断例をご紹介します。
6-1. 八尾市|屋根材の脱落があり、塗装ではなくカバー工法を選んだ例
サイディング外壁の戸建てで、点検の結果、カラーベスト屋根に屋根材の脱落が確認されました。屋根材が落ちるほど傷んだ屋根は、塗料を塗っても屋根材そのものの強度は戻りません。そこで屋根は塗装を見送り、既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる「カバー工法」(スーパーガルテクト)を採用。外壁はアステックペイント「フッ素REVO-IR」で、ホワイト×チャコールグレーのモノトーンに仕上げました。工期は22日、2023年11月に完了しています。

台風後に屋根材の破片を見つけた場合、塗装で対応できるかどうかは、屋根材に残っている強度次第です。「塗れる屋根」と「塗ってはいけない屋根」を分けて考えることが、二度手間を防ぐ近道です。
▶ 施工事例:外壁塗装と屋根カバー工事で耐久性アップ!モノトーンで洗練された仕上がりに(大阪府八尾市)
▶ カバー工法・葺き替えについては屋根葺き替え・カバー工法のページをご覧ください。
6-2. 富田林市|外壁・屋根・ベランダ防水をまとめて直し、雨水の入り口をなくした例
Before

After

もうひとつ、台風前後に考えておきたいのが「雨水がどこから入るか」です。富田林市の戸建てでは、モルタル外壁に色褪せとひび割れが進み、屋根はカラーベストという状態でした。高圧洗浄で汚れを落としたうえで下地処理を行い、外壁はアステックペイント「フッ素REVO-IR」、屋根は同「スーパーシャネツサーモF」で塗装。あわせてベランダの防水と付帯部も施工しました。工期は25日、2024年10月の完了です。
この事例で注目したいのは、外壁・屋根・ベランダ防水・付帯部を一度の足場でまとめて直していることです。強い雨風のときに雨水が入りやすいのは、屋根だけではありません。モルタルのひび割れ、ベランダの防水層の切れ、破風や軒天といった付帯部——入り口はいくつもあります。台風のたびに不安になるのは、このうちどこか1カ所でも弱いところが残っているからです。塗装のタイミングでまとめて手を入れておくと、次の台風シーズンの心配がぐっと減ります。
仕上がりは、既存に近い爽やかなブルー。色褪せとひび割れが目立っていた外観が、明るく清潔感のある印象に変わりました(^^)/
▶ 施工事例:高耐候フッ素塗料で外壁・屋根・ベランダ防水リフォーム(大阪府富田林市)
そのほかの事例は施工事例一覧をご覧ください。
7. アパート・賃貸オーナーの方へ|台風後の共用部点検


アパートや貸家をお持ちの方は、台風後の対応がひと手間増えます。押さえておきたいのは次の3点です。
- 入居者からの連絡が第一報になる:室内の雨漏りは入居者にしか気づけません。台風のあとに「気になることがあればご連絡ください」と一報を入れておくと、初期の雨漏りを拾えます。
- 共用部の鉄部・雨どいを優先して見る:外階段・共用廊下の手すり・屋根の棟板金・雨どいは風を受けやすく、外れると入居者の安全に直結します。
- 写真と日付を残す:保険の相談、修繕履歴、次の長期修繕計画の見直しにそのまま使えます。
オーナー向けの塗装の考え方は、アパートオーナー向け 外壁塗装の考え方にまとめています。
8. よくある質問(FAQ)
台風のあと、被害がなさそうでも点検は必要ですか?
施工部の声のとおり、地上から分からない損傷はあります。前回の塗装から10年以上たっている、風の日に棟板金の音がしたことがある、といった条件に当てはまるなら、一度ドローン点検をおすすめします。異常がなければ、その旨をそのままお伝えします。
雨漏りしています。塗装で直りますか?
塗装は雨漏りの修理ではありません。まず原因(板金のめくれ・屋根材の割れ・雨どい・シーリング)を特定して補修し、そのうえで塗装で保護する、という順番になります。
火災保険の申請を代行してもらえますか?
申請の代行や、保険が下りるかどうかの判断はしていません。現地確認・写真撮影・見積書の作成でお手伝いします。手続きはご契約の保険会社にご相談ください。
台風のあと、知らない業者が「屋根が浮いている」と訪ねてきました。
その場で屋根に登らせず、契約もせず、別の業者にも見てもらってください。「保険で無料」「今日中に」といった言葉が出たら、いったん断って問題ありません。
富田林市でも点検してもらえますか?
はい。富田林店(富田林市寿町)がありますので、富田林市とその周辺も対応しています。
9. まとめ:台風のあとは「音・雨どい・天井のシミ」を見て、屋根には登らない
台風のあと、堺市の現場でいちばん多い相談は「雨漏り」でした。その手前の段階、つまり「棟板金の音」「雨どいの外れ」「庭に落ちた破片」で気づけるかどうかが分かれ道です。地上と室内から確認できる5カ所を見て、気になる点があれば屋根には登らず、ドローンでの点検にお任せください。
火災保険については、「風災か経年劣化か」を決めるのは保険会社です。塗りかえStudioは現地確認と写真・見積書でお手伝いしますが、「必ず下りる」とは言いません。逆に、それを言い切る業者には注意してください。
台風のあとの点検や、屋根・雨どいの気になる点は、本店・堺ショールーム(美原区・完全予約制)または富田林店へお気軽にご相談ください(^^)/
監修:塗りかえStudio 施工部(堺市・富田林市の外壁塗装専門店)

最後までご覧頂きありがとうございました!
塗りかえStudioは、大阪府堺市と富田林市に拠点がある外壁塗装専門会社です。外壁塗装、屋根塗装はもちろん、サイディングの張替え、屋根の葺き替え工事等、外回り工事のご相談を承っております。
無理な営業は一切いたしませんので、まずはお気軽にお問い合わせください(^^)/